身近な病気、がんの怖さ…
先月の話になりますが、
私の母が大腸がん(S状結腸癌)ステージ3になり入院することになりました。
私自身は実家を出ているので入院を知ったのは少しあとだったのですが、
家族がガンになると健康への考え方や癌という病気の身近さも感じました。
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S状結腸癌になるまでの初期症状として、
・便が細くなる
・便が出にくくなる
・排便が出来ないため腹痛になる
最終的に
S状結腸部分に癌が大きくなり、それが便の通り道を塞いで出なくなっているという事でした。
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私の母の症状は、緊急入院した現状は便のせいで全大腸の状態を検査ができない状態のため、腸内を洗浄しつつ手術ができる状態にまで整えるという事でした。
CT検査の結果、リンパ節にも広がっている状況がみられるためステージⅢになるが、
精密検査の結果ほかの臓器にも転移が見つかった場合はステージⅣの扱いになる。
現状では大腸内のみで収まっているのではないかとの事。
大腸の洗浄のため約2週間かかりました。
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ちなみに、大腸がんは癌の病気の中でも近年多いらしく、癌の中では治る確率も高い癌なんだそう。…とは言いつつ癌ですからね、腫瘍を取り除いた後も、転移や再発にならないように予備薬として抗がん剤を使用するそうです。
癌のステージが低ければ治りやすい病気ではありますが、
ステージ3・ステージ4になってくると難しい手術にはなるとのことでした。
大腸がんの一般的な手術方法として、
・腹腔鏡手術(へそ下5センチくらいと数ヶ所に器具を入れる穴の跡が付く)
・開腹手術(へそ下から恥骨までメスを入れるもの)
…があるそうです。
一般的には術後の回復が早い腹腔鏡手術を用いるそうですが、母の場合はステージ3で術前の検査もあまり良いものではなかったので開腹手術となりました。
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手術は全身麻酔の上、がんの部分と付近の腸を取り除き、
新しい腸をつなげるという内容の手術でした。
手術時間は6時間弱。。
術後に主治医の先生から話を聞きましたが、
主要部分は全て取り除けて、他の臓器への大きい転移は見られなかったとのこと。
ただ、細胞レベルまでの癌細胞は手術では取り除けないので、今後も注意が必要とのことでした。
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(手術後の注意)
・手術時に腸のコンディションが良くなかった場合は、がん部分を取り除き腸をつなげた後、予防として人工肛門をつける場合もある。
・大腸などの開腹手術をした場合、術後の癒着により腸閉塞になる場合もある。
これは術後にすぐなる人や、何年か後に突然発生する場合もあるので、今後は注意してみる必要がある。
・手術で腫瘍を取り除いても、実際に目で見える範囲のものしか取り除けないため、予防として抗がん剤を使用する場合もある。
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入院から手術をへて、1か月ほどで退院となりましたが、
普段通りの生活に戻れるまではまだ大変そうです。
母もそうですが、私も専業主婦で長年健康診断を受けていない人は、
自分の体調がいつ悪くなっているか判断ができないなと思いました。
『人間ドック?』元気だからめんどくさいヨ…私の本音ですが。
検査の結果が
「元気だったら儲けもの」
「病気が見つけられたら早めほど良い」
…どちらにしても受けたほうがいいかなと。
自分のためというより、家族に心配かけないためにも健康でいてほしい。